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2019年06月11日 [FAQ]

病院とクリニックの違いはなんですか?

特に何か身体に不具合があるわけではないのですが、そろそろ高齢者といえる年齢になってきたため、真剣に病院に通う習慣をつくろうと思っているのですが、どの病院を選べばいいのかよく分かりません。
病院の中には大きな病院もあれば小さなクリニックもあり、それぞれにどんな違いがあるのかよく理解していないため、病院とクリニックの違いについて教えてもらいたいです。

回答

診療科や病床の数が異なる


医療機関を大きく分けると病院とクリニックに分けることができ、クリニックは診療所や医院と呼ばれることもあるのですが、この2つの違いを知ることによって、それぞれの目的に合わせて最適な施設を選ぶことができるでしょう。
病院とは複数の診療科があり、病床を20以上持っている医療機関のことであり、病院の中にも国立病院や大学病院、企業立病院といったものから中核病院や地域密着型病院といったものまであり、種類が豊富です。
クリニックとは病床数が1から19までの有床診療所と病床のない無床診療所があり、さらに歯医者のある歯科診療所があるのですが、基本的に身近な疾患についてはすべてクリニックで扱ってもらうことになり、重症患者のみを病院が扱うことになります。
突然、発症してしまい短期間で重症化してしまう危険性の高い病気については病院が行い、さらにMRIやCTといった精密検査が必要な患者についても病院で扱うことになるのですが、クリニックでは軽い病気や怪我、慢性期疾患などを担当するのです。
このように役割が分かれている理由は、誰もが適切な治療を受けられるようにするためであり、緊急性のない病気を病院で扱ってしまうと、本当に治療を必要としている患者が治療を受けられなくなってしまいます。
また、命にかかわるような病気の治療を病院で受けて、症状が落ちついてきたならば、その段階で病院を利用するのではなくクリニックで治療を受けることになるため、病院とクリニックはそれぞれが連携をして治療をしているケースもあるのです。
このように病院とクリニックの違いがあることを理解するとスムーズに適切な受診をすることができ、まずはクリニックで症状を見てもらい、そこの医師から病院で見てもらう必要があると判断された場合には紹介状をもらい病院に転院することになり、そこで症状が安定してきたならば、また紹介状をもらって中核病院やクリニックなどへ移ることになるのです。
したがって、特に大きな症状が見られないのであれば、まずはクリニックを訪れればよく、病院へ行く必要がある場合にはクリニックの医師が紹介してくれるため、自分で調べる必要はありません。

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