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2019年06月10日 [FAQ]

ジェネリック医楽品と新薬にはどういう違いがありますか?

病院で診察を受けた後に処方箋薬局に寄り、薬を処方してもらいますが、薬剤師さんから「新薬とジェネリック薬品のどちらにされますか?」と聞かれます。効能は同じで値段の差があり、ジェネリックの方が安いため、そちらにしていますが、なぜ2種類用意する必要があるのでしょうか?
全く同じ効能であればどちらか1つにすればよいのではないかと思いました。うちの姑も同様のことを言っており、特に年配者にはカタカナの文字は理解しにくく、説明を受けて何となく分かった気持ちになっても結局理解できておらず、昔はそんなものはなかったという始末です。
私もよく理解できていないため、2つの違いを教えて下さい。

回答

同じ有効成分ですが製造目的、医療費負担額が異なります


ジェネリック医薬品は後発医薬品とも言われ、厚生労働省の許可を得て製造販売されており、新薬と同じ有効成分です。
新薬(先発医薬品)の発売後、数年から数十年経過してから味の改良や小型化、服用後速やかに溶けるOD錠、錠剤やシートの表示変更など、新しい技術により開発されるのがジェネリック医薬品なのです。同じ有効成分でありながら、新薬より飲みやすさや飲み間違いを防ぐ工夫が行われたものもあります。
それではなぜ、金額に差があるのか説明致しましょう。新薬は研究開発投資が大きく、発売後の一定期間に有効性・安全性を評価するため、それを加味した価格が設定されています。一つの薬を開発するのに数百億?数千億の費用が掛かると言われています。一方、ジェネリック医薬品は新薬をベースに改良し、承認申請を受けるため、開発研究費は抑えられ、一つの薬でおよそ1億円と言われています。このことから、新薬より低価格となり、患者さんの負担が軽減され、国の医療費の効率化にも繋がっています。
どちらを服用するかは医師・薬剤師に相談の上、薬剤処方時に患者さんが選択することが可能です。
また、日本の医療制度において医療費の大半は保険で賄われています。医療費の中でも薬剤費はおよそ8兆円といわれ、ジェネリック医薬品の使用が医療費の削減に寄与すると言われているのです。
必ずしも新薬と同じジェネリック医薬品があるわけではありません。ご自身が服用されているお薬があり、そのジェネリック医薬品があるかはかかりつけの医師や薬剤師に相談してください。新薬と同等であると国が認めたものではありますが、まれに副作用が発生することがあります。よって、ご自身で判断されず、必ず相談が必要です。

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